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楽しいわが家のコラム④

皆さん
こんにちは。
5月のコラムを担当させていただきます、楽しいわが家ヘルパーステーションでサービス提供責任者として勤務する関東出身のもう一人です。
楽しいわが家ヘルパーステーションには旧名称のころから、もう10年以上勤務しています。

そんな私が最近思うこと、それは【学び】についてです。
これは、いくつになっても大事だなぁと感じます。
訪問では沢山のご利用者様に出会うことができ、お一人ずつ違った支援があり、日々新しい発見があったりします。
その中でのほんの一コマ、勉強させていただいたことや感動したことなどを、これからいくつかに分けてお話させていただけたらと思います。

今日お話しするのはA様(女性)との一コマです。
A様は要支援の方で、お掃除と調理の支援で訪問させていただくことになりました。初めてお会いした時の印象は、とても明るい、お話好きな方というものでした。
『私なんでもハッキリ言っちゃうほうなのよね』とご自身で仰り、深く考えずに行動してしまった私です。
初回の引継ぎが終わり、一人での訪問時、玄関から入室するとA様の靴が、つま先が室内に向けて置いてありました。
私は親から靴をそろえて入るよう躾けられていたので自分の靴もA様の靴もかかとを室内にむけて揃えて入室しました。
その日は何事もなく終了し、次に訪問した時も同じようにA様の靴がつま先を室内にむけ置かれていました。
腰が痛いと仰っておられたので、屈んで靴をそろえるのは大変なんだろうと思い、また揃えて入室。

そんなことが2~3回続いたある日、とても言いずらそうにA様から『靴を揃えないでほしい』とのお申し出がありました。
その理由は靴を履くときに前向きで玄関を降りると転びそうで怖いから、靴箱につかまりながら後ろ向きで玄関に降りているためだったのです。
そのほうが腰への痛みも少なくなるんだとか・・『せっかく来てくれてとても助かっているから言い出せなかった。言って気まずくなりたくなかった』と、A様にそんな言葉を言わせてしましました。

私が、どんな小さなことでも、お聞きして確認して行動していればA様に嫌な思いをさせることはなかったのにと本当に申し訳ない気持ちになりました。
そして本当に些細な靴の向きにも大切な意味があるんだと勉強させていただきました。
この経験をから、それ以降はどんな小さなことでも声をかけ確認するよう心掛けています。

出会いの数だけ支援があり、学びがあります。これからも沢山の学びがありますように。

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