楽しいわが家のコラム⑤

こんにちは。

楽しいわが家ヘルパーステーションです。
毎日暑い日が続いていますね。私たち訪問事業所はご利用者様のお宅を一軒、一軒訪問しているので、水分補給・塩分補給忘れずに、無理をせず時には涼しい場所での休憩も心掛けたい季節です。

今回は生活支援の調理について、お話していけたらと思っています。『へぇ～こんなことに気をつけて支援してるんだ！』と読んでくださった方が少しでも心に残ったら幸いです。

ご利用者様にはいろいろな障害をお持ちの方がいらっしゃいます。手や指がうまく使えない方、力が入らなかったり震えたりする方と様々です。ヘルパーはご利用者様をよく観察し何ができて、何ができないのかを判断しなければなりません。

例えばラップのかけ方ひとつにも気遣いが必要です。よくラーメン屋さんやお蕎麦屋さんの出前でピタっとついているラップがありますよね。これだとラップを外すことができないご利用者様もいらっしゃいます。自分の家ではラップがもったいないから最小限に少なく使ってピタっと付けますが、それが難しい方にはフワッと食器にかけて外しやすいようにしておきます。

また、食材を切るときもお箸で食べるのかスプーンやフォークで食べるのかでカットの方法も様々です。野菜を長めの短冊切りにするとスプーンしか使わないご利用者様だと食べづらいので、スプーンにのる大きさにカットします。ご利用者様によっては食べづらいことがリハビリになる方もいらっしゃいますが、扱いやすいように調理したり準備することで自分で出来ると、ご利用者様の自信につながることにもなるのです。

私が新人のころ『気遣いとは、相手に気づかれないで行うこと』と教わりました。これからも、その言葉を忘れず日々ご利用者様に寄り添っていきたいと思います。